弊社のカメラはソニー・パナソニック製のCCDを搭載しております。 防犯カメラセット

防犯カメラ用語集

サンプリング周波数

サンプリング周波数は、原理的には標本化すべき原信号帯域幅の2倍より高い任意の周波数でよいが、放送や録音などでは一度決めると互換性の点から変更することが難しい。
T1回線の電話の8kHzのように「キリのよい」周波数が選ばれるとともに、既存のシステムとの互換性(または非互換性)をもとに選ばれることも多い。CD-DAのサンプリング周波数44.1kHzは、一見するとキリの悪い意味のない周波数に見えるが、これは初期のCD製作のためのPCM録音に比較的安価なヘリカルスキャン型のUマチックビデオレコーダを用いたことに由来する。すなわちNTSCテレビジョン信号の水平走査周波数15.75kHzの3×(14/15)倍である。1水平走査内に6標本(ステレオ各チャンネル3標本ずつ)をビデオ信号の形に変調して記録する。ヘリカルスキャン型VTRの場合、回転ヘッドの切替えタイミングが垂直同期信号の付近にあるが、必ずしも安定していないので、垂直ブランキング付近の各フィールド毎17.5本(総水平走査線数の1/15)の水平走査線を避けている(使わない)。ただし、放送規格上のNTSCの水平走査周波数は15.734 kHzで、放送用VTRには15.734kHzのものと15.75kHzのものが混在していたため、サンプリング周波数も44.056 kHzと44.1 kHzが混在していた時期があった(CD-DAでは44.1 kHzに統一されている)。

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