ガンマ(γ)補正
ビットマップ画像の各画素のデータは、基本色の色の強さの組み合わせであることが多い。
光の3原色である赤・緑・青で色を表現している場合、理論的には全てが0パーセントの時に黒、全てが100パーセントの時に白となるはずであるが、画像を表示・印字するデバイスの特性によりそうならないことがしばしば発生する。例えば、赤の発光体だけが若干強めであり、全て100パーセントの色を表示しようとしたら薄く赤みがかってしまったなどということが起こる。このような際には、表示の直前で各基本色の強さを調整して「白は白で表示する」ように補正をかけることが行なわれる。
この補正操作のことを「ガンマ補正」と呼ぶ。
また、ガンマ補正に必要なパラメータ(つまり「赤は緑よりも○○%弱くする」など)のことを「ガンマ特性」または「ガンマ値」と呼ぶ。ガンマ補正処理を行なうことを、画像処理の分野に携わる人たちはしばしば「ガンマをとる」「ガンマをかける」と表現する。