お年寄りの安全対策

高齢者は、昔からの習慣で鍵をかけないなど、防犯において無防備になりがちです。近所づきあいが希薄になっているという点でも、犯罪者に狙われやすい状況に陥っています。振り込め詐欺や年金詐欺、悪徳リフォーム等、高齢者を狙った新しい詐欺の手口がたくさん発生し、対策も難しくなってきています。さらに近年は一人暮らしの高齢者が災害時に逃げ遅れるといった問題も発生しているため、地域ぐるみでの助け合いが重視されてきています。

同居、もしくは近くに住んでいる場合の安全対策としては、いざという時のための防犯ブザー等を常に携帯しておく事で、緊急時の早期発見に役立ちます。玄関や扉に防犯カメラを付けておく事で、一人での外出の時間を把握できるのでおすすめです。

高齢者の家への侵入窃盗は、犯罪者から狙われやすいため、個人の努力だけでは完全な防止策とは言えません。近隣住民と連携して防犯に取り組む必要があります。そして、そのようなコミュニティーがしっかりしている地域は、犯罪者を遠ざけます。なぜなら、犯罪者にとって地域住人の防犯意識が高い場所は、自分が外部の者であることがすぐにバレてしまい捕まりやすくなるため、犯罪を起こしたくない場所となるからです。地域のコミュニティーを密にし、人の目を増やすようにしましょう。また、普段あまり人が通らない場所には地域で協力し防犯カメラを設置するなどの処置を行うと防犯に効果的です。