泥棒対策

一般住宅が泥棒に狙われるケースが多いですが、被害が莫大になるのは一般事務所や商店です。顧客データの漏えいなどにより会社の存続に関わる被害も十分あり得ます。また宝石店の窃盗は商品を盗むだけで被害金額がかなり莫大になります。一般住宅では、「無締り」「ガラス破り」が多く発生しており、一般事務所や商店などでは「ガラス破り」「ドア錠破り」が多くなっています。マンションの上階でもピッキングなどによる被害が出ているので、窓だけでなく表出入口からの侵入にも油断は大敵です。

泥棒対策には、泥棒の心理を知り、効果的な対策を行う事が必要です。泥棒は、「住人の防犯意識が低く、コミュニティが希薄な場所」を好みます。綺麗に掃除をされた場所よりも、放置自転車が多い場所や、ゴミ出しのルールが守られていなかったりする場所の方が泥棒の被害が多いのです。なぜならコミュニティが希薄だと感じる地域では外部の人間だと気付かれにくいというメリットがあるので、犯行に移りやすいからです。

泥棒は十分な下見を行い、綿密な計画を立ててから犯行に及ぶ事が多いので、その過程でどれほど犯行を諦めさせるかが対策の鍵となります。人通りが少ない、簡単に侵入でき隠れる場所がある、また防犯カメラや警備システムが付いていない、といった建物はターゲットにされやすいです。中でも、ライトや警報ベル、防犯カメラの取り付けは簡単に取り付ける事ができる上に、泥棒を近づけないために効果的です。